●HGW/OGWを2台使って、試験対象、通話相手として構成する場合の起動順序は、1台目に試験対象のHGW/OGWを起動し、REGISTメッセージにて起動完了を確認してから、次に2台目のHGW/OGWを起動すること。
・1台目のHGW/OGWには、telnum1.txt の電話番号が、2台目のHGW/OGWには、telnum2.txtの電話番号が付与される。
・HGW/OGWは最大2台まで。 もし、3台目、4台目を接続しても、2台目用の電話番号とIPアドレスが付与され、後からレジストしたほうが結果的に有効になる。
・テストフォン、その他のソフトフォン、VoIP-TA等は、固定設定で使用することが前提であるため、いつでも起動、終了は可能。
●PCのファイアウォール機能等が効いているとHDEが通信できない場合がある。この場合の対策としては、
・コントロールパネルにて、Windowsファイアウォールの機能を無効にする。
・ウィルス対策ソフトを停止させる。
※実際に、このシステムを動作させる時、インターネットから切り離された、閉じた接続構成でおこなうことになるので、ファイアウォールやウィルス対策ソフトは停止させても支障ないと思われる。なお、HDEを終了したあとは元に戻すことを忘れずに。
●連続操作について
・接続処理にはタイミングが必要なので、通話が終了したあと、しばらく(2、3秒程度)待ってから、次の発信操作をするなどの配慮が必要。
・完全なマルチタスク処理ではないため、複数電話機で同時に発着信の操作をおこなうと不具合をおこすことあり。操作はワンステップづつおこなったほうが確実。
●IPアドレス(IPv4)についての制約事項
・通常は、サンプル設定をそのまま使用すればよいが、もし変更する場合は、下記の事項を考慮すること。
・各ネットワークのネットマスクは、クラスC(255.255.255.0)であること。
・3つのネットワークが、全体として、ネットマスク255.255.0.0の範囲内に収まること。
・HGW/OGW用DHCPプール先頭は、第4オクテットの値を、10〜99とすること。
・ソフトフォンやVoIP-TAなどに、固定で設定するIPアドレスは、第4オクテットを、200〜250とすること。
<例>
・仮想ルータポート1:172.16.40.10 /255.255.255.0
・仮想ルータポート2:172.16.60.10 /255.255.255.0
・仮想ルータポート3:172.16.80.10 /255.255.255.0
・SIPサーバ:172.16.40.10 /255.255.255.0
・テストフォン:172.16.60.251〜 /255.255.255.0
・2台目HGW/OGW用DHCPプール:172.16.60.20〜 /255.255.255.0
・1台目HGW/OGW用DHCPプール:172.16.80.30〜 /255.255.255.0