■通話相手としてソフトフォンを使用する構成例
◆構成例
・ソフトフォン AGEPhone Bussiness V 【トライアル版】
URL http://www.agephone.biz/download
・HGW/OGW 1台、電話機一式
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◆HDEの設定
・telnum.txt 、 telnum_ttp1.txt の設定
HGW/OGWの電話番号を設定する。
・ttp1_conf.txt 、 ttp2_conf.txt の設定
テストフォンの電話番号、タイマー値など適宜設定する。
他の設定ファイルについては、サンプル設定のままとする。
◆PCの設定
●LANポートの設定
・IPv6プロトコルは無効にする(チェックをはずす)
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●IPアドレス設定(例)
・IPアドレス前提条件
@通常使用しているインターネットルータのIPアドレスは、192.168.1.1/255.255.255.0 であるため、PCは、192.168.1.207/255.255.255.0 を使用している。(既存のままとする)
AHDEシステムでのソフトフォン用として、118.177.20.xxx /255.255.255.0 を使用する。
BHGW/OGWのLAN側のIPアドレスは、192.168.100.1/255.255.255.0 であり、ここへログインする必要あり。
Cデフォルトゲートウェイについては@において設定。(既存のままとする)
またAからHDEシステムへのルーティングを設定する必要あり。
なおBについてはローカルなのでルーティングは不要。
DHDEシステム使用後も、設定を戻すことなく、通常のインターネット環境でPCを使用したい。
E以上をふまえ、下記のように固定IPアドレスで3個設定し、ルーティングをコマンドラインで追加する。
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【詳細設定】----【追加】ボタン
例 118.177.20.207 / 255.255.255.0
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・同様にして、もうひとつ追加
例 192.168.100.207 / 255.255.255.0
※追加したら、【OK】、【OK】と押して、設定を有効化する
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・ipconfigコマンドにてIPアドレスが3個あることを確認
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・下記routeコマンドを投入して、ルーティングの追加
route add -p 118.177.0.0 mask 255.255.0.0 118.177.20.1
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・route printコマンドにてルートが追加されていることを確認
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◆サウンドデバイスの設定
・ソフトフォンで使用する音声出力デバイスと音声入力デバイスを有効にする
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●AGEPhone Bussiness V の設定
・アカウント設定
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・全般設定
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◆操作手順
●起動
・PCをLANケーブルにて、HGW/OGWのWAN側につなぐ。
・svr.exe を起動。
・HGW/OGW の電源ON。レジスト完了を確認
・ttp1.exe を起動。
・AGEPhoneを起動。
※起動時、下記のようなセキュリティメッセージが出たら、「アクセスを許可する」を押す。
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●通話試験
・AGEphone 、ttp 、HGW/OGW 間で相互に発着信試験実施
・119番、090********などへも発信してみる。ttpが自動応答する。
・184/186付加ダイヤルや市外局番を省略したダイヤルなども試してみる。
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●ソフトフォンについて
・ソフトフォンとしては AGEphoneのほか、ExpressTalk4.32、X-Lite4.9.0、Zoiper 2.39 、3CX Phone 6.0 、SJphone1.65 などでも動作確認済み。
・ソフトフォンのIPアドレスは、自動認識が一般的なので、今回のように複数IPアドレスの場合、通話できないIPアドレスを認識してしまうこともある。その場合は、他のソフトフォンを試してみる。旧バージョンAGEphoneU等はIPアドレスを明示的に設定可。
・ソフトフォンにはいろいろな機能が付属しているが、HDEでは基本的な発着信機能を使うだけなので、使用しない機能は、無効に設定したほうが接続性が良くなることがある。
・「保留」は、Streaming方式であれば使用可能。Re-INVITE方式は不可。Streaming方式は、AGEphoneのBissinessV版、U版などが該当。
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