ひかり電話ネットワークエミュレータ 【HDE】 概要説明
評価版 2022.1.10
●概要
・NTT東日本、NTT西日本のひかり電話サービスを、Windows PC上でエミュレートし、ひかり電話端末装置の動作試験などに利用することを目的とする。
・相当するNTTのひかり電話サービス
・ひかり電話(光ネクスト回線対応)
・ひかり電話A(エース)(光ネクスト回線対応)
・ひかり電話オフィスタイプ(光ネクスト回線対応)
・ひかり電話オフィスタイプA(エース)(光ネクスト回線対応)
・NTT東日本の光ネクスト回線で実際に使用していた機器で動作確認した。
・ここでは、本システムを「HDE」と呼ぶこととする。
●ひかり電話サービスの構成
・NTT内の構成については、SIPサーバはじめ、DHCP、DNS、HTTP、NTPの各種サーバやルータなどの回線装置で構成されている。
・端末側機器は、ひかり電話用のホームゲートウェイ装置、またはオフィスゲートウェイ装置、ビジネスホン装置・PBX、電話機などで構成される。また、ビジネスホン装置・PBXのなかにはゲートウェイ機能を内蔵している機種もある。ここでは、これらゲートウェイ機能・装置を総称して「HGW/OGW」と呼ぶこととする。
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●動作環境
・OS:Windows 2000、XP、Vista、7 〜 11、2003 〜 2019 Server (32bit、64bit)
・メモリ 20MB程度使用
・ディスク 10MB程度使用
・LANポート 10/100/1000BASE-T 1個
・パケットライブラリ Winpcap Ver.4.1.3 or 4.1.2 または互換の Npcap
WinpcapはWindows10でも使用可。なお「Win10pcap」はHDEでは不可。
Npcapの場合、インストール時、「Winpcap互換」にチェックを入れること。
●特徴
・HGW/OGWを最大2台まで接続可能 ---- 実際にNTT回線で使用中のHGW/OGWと電話装置一式を、そのままこのHDEへつなぎ替えて動作可能。
・テストフォンを内蔵 ---- 通話の試験相手として使える簡易ソフトフォンをシステム内に2台用意してあり、発信・着信、音声の送受まで確認できるようになっている。(これをここでは、「テストフォン」と呼ぶこととする)
・HGW/OGWから、特殊番号(110番や119、090-xxxx-xxxx 、0990-xxxxxxx など)への発信試験が疑似的に可能。また、「184」を付加しての発信(発信者番号非通知)や市外局番を省略しての発信、グループダイヤリングなど、NTT電話網の特徴的機能にも対応。
・簡単インストール、簡単設定、簡単操作
・コンソールアプリケーションなので、Windows2000からWindows10まで、幅広いWindowsバージョンに対応。
●開発環境
・Microsoft Visual C++ 2005 Express Edition
・Microsoft Visual StudioR 2005 Express Editions Service Pack 1
・Microsoft WindowsR Server 2003 SP1 Platform SDK
(マシン Windows 8.1 + Vmware Player + Windows XP )
●参考資料 (東日本電信電話株式会社 技術参考資料)
・音声利用IP通信網サービス第2種サービス タイプ1 メニュー1のインタフェース
・音声利用IP通信網サービス第2種サービス タイプ1 メニュー2のインタフェース
・音声利用IP通信網サービス第2 種サービス タイプ2のインタフェース
・音声利用IP通信網サービス第1種サービスのインターフェース
●ソフトウェアの使用条件、責任条件
・ソフトウェアの評価および、HGW/OGW・電話装置の簡易試験や研修、デモンストレーションなどにお使いください。
・ソフトウェアは開発途上であり、動作保証はありません。
・ソフトウェア作成にあたって、NTT東日本・NTT西日本は、関与していないので、このソフトウェアについての質問等は、NTT東日本・NTT西日本へはおこなわないでください。
●著作権
・本ソフトウェアは K.S. Ele. Labo. が著作権を有しています。
●連絡先
・質問、動作報告、その他、情報などを下記あておよせください。
mail to: kselm@ksele9.sakura.ne.jp
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